整形してる人が交通事故に遭ったら?

この数年、プチ整形をはじめとして、美容整形をする人がとても増えています。
美容整形を行うことによって自分の見た目を大きく変えることができるため、コンプレックスを持っている人などの場合には少々高いといわれる費用でも整形手術をすることが知られていますが、このように美容整形手術を行っている人が交通事故の被害者になってしまった場合、加害者側はどこまで保証しなければならないのでしょうか?
どれだけの美容整形を行っていたのかについて保証内容は変わってくるのですが、実際に美容整形をしていたことが確認できる状態であれば、加害者側としてある程度の保証をしなければならないことは覚悟しましょう。

 

被害者はまず証拠を提示する

美容整形をしていて交通事故の被害者になってしまった場合には怪我の度合いによって手術をした部分が何の問題もないケースと大きく見た目が変わってしまうケースがあります。
例えば目元の整形手術をしていてまぶたを糸で止めるといった場合は、交通事故にあってこの糸が取れてしまったなどのケースでは、加害者側に改めての手術費用などを請求することができます。
しかし美容整形手術を受けたということが確認できなければ当然加害者側としては保証してくれませんので、自分が施術を受けた美容クリニックなどで証明書類を作ってもらうことが大切になります。

さらに自分が手術を受けた時と全く同じ費用が保証されるかどうかというのは保険会社の判断になってしまうため、非常に高い手術を受けた場合であっても他のクリニックと比較されてしまい平均的な金額での保証しかしてもらえないケースもあります。
美容クリニックでの費用というのは一律で決まっているものではなく、それぞれのクリニックで違うものですから、自分自身が高いクリニックで施術をしていても、いざ保証される場合にはリーズナブルなクリニックでの費用を参考に計算されてしまうこともあります。

 

明らかに事故で支障があることが基本

上でも書いた通り、被害者になってしまい加害者に保証してもらいたいと考えるのであれば、交通事故にあって見た目に大きな支障が出てしまったということが大切になります。
極端な話になりますが、美容クリニックで脂肪吸引の施術を行い、その後交通事故にあったからといって脂肪が急に増えてしまうようなことはありませんよね。
そのためこのような理不尽な理由は保証される対象から外れてしまいますが、反対に豊胸手術をしていてシリコンなどをバストに注入している場合、交通事故にあって、このシリコンが破裂してしまったというケースでは当然ながら改めての手術費用をはじめとして精神的に受けるダメージについても保証してもらうことができるでしょう。

まずはこの場合でも手術をしていることが確認できる書類が必要となってきます。
自分自身の整形手術をしていたということを公にしたくないという被害者の方もいるようですが、その場合には泣き寝入りをすることになってしまいますので、思い切ってカミングアウトをした上で必要な書類を揃え、しっかりと保証してもらうようにしましょう。
今後の自分のライフスタイルにも大きな影響を与えるものですから、これが理由で仕事を休まなければならなかったという場合でも休業保証の対象になるように先方の保険会社にしっかりと交渉を行っていかなくてはなりません。

外見的に著しく損傷を負ってしまいケアをした場合などにも保証の対象となりますので、同じく美容整形手術を行った上で交通事故に遭ってしまい外見が大きく変わってしまったため、これが理由で仕事に行かれなくなったというケースでは、これに対しての慰謝料をはじめとして休業保証を行ってもらうことができるように弁護士の力を借りてでも保険会社に強く抗議していくようにしましょう。